容体が悪いことは聞いていたんですが、やっぱり残念です。最近の活動では、ジョー・ヘンリーが企画、プロデュースしたコンピレーション『I Believe to My Soul』に参加したのと、レイ・チャールズの『Genius Loves Company』の「Here We Go Again」(with Norah Jones)でハモンドオルガンを弾いてたことを記憶してます。「Here We Go Again」では、レイの"All right, Mr Preston"という声の後、オルガンソロも弾いてましたね。僕はビリー・プレストンのソロアルバムを熱心に聴いてたわけじゃないけど、彼にはかなり思い入れがあります。もちろん「5人目のビートル」と呼ばれたビートルズや(僕もそれで彼を知った)、ローリング・ストーンズの作品に参加してるっていうこともあるけど、最も印象深いのは、全編に渡って参加してるサム・クックのアルバム『Night Beat』(1963)でのオルガンです。
『Night Beat』の、ビリー・プレストンのオルガンと、レイ・ジョンソンのピアノを中心に組み立てたスモール・コンボのサウンドが、僕は大好きなんです。特にこのアルバムの「Little Red Rooster」(ハウリン・ウルフのカヴァー)は、僕が最も好きな「Little Red Rooster」で、イントロから飛び込んでくるビリー・プレストンのオルガン・リフは本当に最高。サム・クックの"Play it, Billy"という掛け声で始まる間奏も、グルーヴィンなオルガンとピアノが絡み合って、実に素敵です。他にも『Night Beat』では、曲によって、彩りを与えるようなオルガン、グルーヴを生み出すオルガン等と使い分けて、すごい貢献をしてます。そうですね、今日はビリー・プレストンのオルガンを聴くために、『Night Beat』を聴くことにします。彼の冥福を祈りながら。まあ、いつものようにその素晴らしい音楽を味わうだけになるだろうけど、それはそれで追悼です。
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