スターフィッシュとコーヒー

"and started this song Everything's OK"

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The James Brown Orchestra "Tighten Up"

 ちょっと前にアーチー・ベル&ザ・ドレルズの「Tighten Up」が最高だと書きました。そう、最高です。嘘じゃありません。オリジナルにはオリジナルの味わいがあるんです。チープなハンドクラップとか最高です。

Say It Live And Loud しかし、僕が「これはすごい!」と思ってる「Tighten Up」は、ジェームズ・ブラウンのライヴアルバム『Say It Live And Loud』に収録されている、The James Brown Orchestra(ジェームズ・ブラウンのバックバンド、後のThe JB's)による「Tighten Up」です。これは、すさまじい。とにかくファンキー。かっこよすぎです。このライヴアルバムの録音は、1968年、テキサス州ダラス。アーチー・ベル&ザ・ドレルズはテキサス州ヒューストンのグループだし、ちょうど流行ってたからやってみただけかもしれません。それにしても、同じ曲でも彼らにかかるとこれほどまでに変わるのかと思うほど、すさまじいんです。この曲でのMCはメイシオ・パーカー。相変わらすのノリです。でも、聴くべきはそのリズムセクションの素晴らしさ。本当にすごい。

 さらにすごいのは、この「Tighten Up」がアルバムの中では一つの余興にすぎないこと。その一つの余興にすら最高のクオリティを求めるのがジェームズ・ブラウンのショウなんでしょう。そう、本当に僕が好きなのは『Say It Live And Loud』というライヴアルバム全体です。

 繰り返しますけど、アーチー・ベルのオリジナルには、オリジナルの味わい、楽しさがありますよ。The James Brown Orchestraでは抜け落ちてる魅力があるんです。
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Desmond Dekker、逝く

Desmond Dekker レゲエ(スカ、ロックステディ)レジェンド、デズモンド・デッカーが、5月25日、突然の心臓発作で亡くなられたそうです。享年64才。

 彼のOfficial Websiteを見てみると、ツアーの日程がぎっしりです。本当に突然だったんですね。

【“Desmond Dekker、逝く”の続きを読む】
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PRINCE、UKで"Fury"をシングルカット

Prince 3121 プリンスが、絶好調のアルバム『3121』から「Fury」をUKでシングルカットするそうです。

 もしかしたらそうなんじゃないかなって思ってたんだけど、プリンスはやっぱり気に入ってたんですね、この曲。僕はこの曲はちっとも気に入ってません。でも、こういう曲プリンスはやりたがるんですよね。まあ、嫌いというよりは「しょうがないなあ、もう」という感じで苦笑しながら聴いてます(すごく失礼な話ですが)。

Prince Fury さて、個人的な感想はこれぐらいにして、シングル『Fury』のカップリングに触れてみましょう。このシングルには「Fury」の他に、Brit Awards 2006で演奏されたライヴテイク「Te Amo Corazon/Fury」と、そのときの映像がEnhanced CDで収録されるそうです。Brit Awardsにはシーラ・Eやウェンディ&リサがサプライズとして登場して盛り上がったというような話を聞いてますが、このライヴテイクに参加してるのかどうかとか、詳しいことは知りません。今さら(というよりも昔から)シーラ・Eもウェンディ&リサもどうでもよかったりするんです。

 「Te Amo Corazon」も好きな曲じゃないけど、結論としてはこのシングル、ちょっと気になります。映像が見てみたいし、ジャケットも悪くないですから。やっぱりプリンスにはテレキャスターですよね。あのプリンスマーク・ギターは冗談としては素敵だし、インパクトはあるけど。個人的には、プリンスにはギターより鍵盤だよなあって思っていることは、この際置いときしょう。
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PRINCE、「世界で最もセクシーな菜食主義者」に選ばれる

 ”米人気歌手プリンス(47)がこのほど、世界最大の動物愛護団体PETAの「世界で最もセクシーな菜食主義者」に選ばれた”

Prince こんな記事が東スポに載ってました。見出しは「こちらのお方が世界一セクシーな菜食主義者」(写真は違います。けっこう微妙な写真でした)。

 ・・・コメントしづらいですね。「そうなんだ」ぐらいでしょうか。えーと、でも、ベジタリアンの有名人ってけっこういるんですね。ノーミネートされたリストを見てみると、ちょっとおもしろいかもしれません。

【LINK】http://www.goveg.com/feat/sexiestveg2006/

【“PRINCE、「世界で最もセクシーな菜食主義者」に選ばれる”の続きを読む】
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Bob Dylan『Hard Rain』

Bob Dylan Hard Rain 最近雨の日が多いですね。今日は雷まで鳴ってました。

 こんな日は、ボブ・ディランが雨の日に「A Hard Rain's A-Gonna Fall」を歌ってる姿を思い浮かべましょう。おお、かっこいい! これでずぶ濡れになっても耐えられます。

 なんとなく、ボブ・ディランには雨の日がよく似あうような気がします。最も合うアルバムは、もちろん『Hard Rain(激しい雨)』。1976年のローリング・サンダー・レビュー・ツアーのライヴアルバムです。降りしきる雨を切り裂くようなパフォーマンス。かっこいい! ハイライトは「Shelter From The Storm」でしょうか。ディランが歌いきるたびに、巻き起こるようなギターの嵐、その繰り返しが堪りません。

 ところで、『Hard Rain』には「A Hard Rain's A-Gonna Fall」は収録されてません。「A Hard Rain's A-Gonna Fall」は『The Freewheelin' Bob Dylan』の収録曲ですが、『Bootleg Series 5: Live 1975』のライヴ・ヴァージョンの方が僕は好きです。これは1975年のローリング・サンダー・レビューのライヴアルバムですね。というわけで、次のブートレグ・シリーズはぜひ「Live 1976」で行ってもらいたい(希望)。
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archie bell & the drells『tighten up』

Archie Bell & the Drells Tighten UpTighten Up』 / Archie Bell & the Drells

 そのタイトルどうり、「Tighten Up」が入ってるアルバムです。「Tighten Up」はヒューストンのR&Bグループ、アーチー・ベル&ザ・ドレルズの1968年の大ヒット曲で、曲名やアーチー・ベル&ザ・ドレルズの名前を知らなくても、そのギターが刻むリズムパターンとベースラインは、誰の心にも残ってしまうような名曲です。

Tightening It Up: The Best of Archie Bell & the Drells アーチー・ベルは「Tighten Up」がヒットしてる時兵役中で、自分の曲がラジオで流れているのを聞いてびっくりした、というようなエピソードがありますね。『Tighten Up』はそんな「Tighten Up」のヒットを受けて急遽作られたアルバム。特徴は「Tighten Up」がPart 1とPart 2の2種類収録されていることです。そんな変わらないけど、嬉しい配慮です。このアルバムを買う人のほとんどが「Tighten Up」目当てでしょうから。アルバムの半分はカヴァー曲で、エディ・フロイドの「Knock On Wood」や、ウィルソン・ピケットの「In the Midnight Hour」のような有名曲のカヴァーも含まれてます。オリジナル曲はなぜかバラードが多い。悪くないけど、わざわざ聴きたいとは思いません。

 このアルバムを聴くのは、やっぱり「Tighten Up」を聴きたい時。ときどき無性に聴きたくなるんです。とにかく「Tighten Up」は最高です。
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蒼天航路

 実家に戻ってるときに、『蒼天航路』が1巻から15巻まであったので、久々に読んだんです。そしたら、めちゃめちゃにおもしろいんですよ。

 『蒼天航路』っていうのは、三国志を題材にした、曹操が主人公のマンガです。連載開始した頃から読んでたんだけど、しょっちゅう休載するし、ずいぶん長く連載してたので、ほとんど忘れちゃってました。コミックスは弟ので僕は持ってないんです。

蒼天航路 でも15巻までだと、続きがものすごく気になるんですよね。すごくいいとこで終わっちゃったし。実家には吉川英治の『三国志』もあるので(実は僕は歴史もの好き)、それで続きを読もうかとも思ったけど、題材は同じでも面白さの種類は違うし、何より長いので止めときました。持ってくるのも荷物になるし。それで、こっちに帰ってきて調べたら、最終巻は36巻なんですね。長々とやっときながら意外に少ないけど、あと21冊も注文するのもちょっとためらうとこです。悩んじゃいます。
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BOSSA NOVA 1500

 2006年5月17日、今日はユニバーサル・ミュージックのボサ・ノヴァ キャンペーン「BOSSA NOVA 1500」の第二弾20タイトルの発売日です。

 非常に安易なタイトルですが、ボサ・ノヴァに限らず、BPM(ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック)等も含め、ブラジル音楽の素晴らしい名盤を1500円でリリースするという、非常にうれしいキャンペーンです。

Domingo 今回は第一弾30タイトル、第二弾20タイトルと数が多いので、非常に興味深いものが含まれていますね。個人的におすすめしたいのは、ブラジル最高のシンガー、エリス・レジーナの4タイトル。エリスは没後20年のときに、大規模なリイシューがあったので、僕は今回のリリースに手を出すことはないですが、1500円で買えるのは喜ばしいことです。ブラジル音楽は、いつ廃盤になってもおかしくないし、輸入盤も高いので、こういう機会に興味があったら買っとくのがいいと思います。実際数年前にジルベルト・ジルの素晴らしい国内リイシューがあったんですが、すでに廃盤です。とりあえず僕はナラ・レオンの持ってなかったアルバムを注文。聴く暇あるのかな、と思いながらもやっぱり魅力的です。

 ちなみに、エリス・レジーナの4タイトルは、
Elis Reginaコモ・イ・ポルケ Como E Porque』(1969)
イン・ロンドン In London』(1969)
ブラジルの水彩画 Aquarela Do Brasil』(1969)
エリス&トム Elis & Tom』(1974)

 どれも素晴らしいアルバムです。
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Cole Porterの自作自演 "You're The Top"

 実家に戻ってるときに、コール・ポーターの伝記映画『五線譜のラブレター』を観たんです。それが、本当に、とにかく、素晴らしかったんです。

Ella Fitzgerald Sings The Cole Porter Songbook 映画については後で書くとして、帰ってきてからまず聴いたのは、エラ・フィッツジェラルドの『Ella Fitzgerald Sings The Cole Porter Songbook』。けっこうよく聴くアルバムなんだけど、改めてその素晴らしさを味わいました。映画で印象的に使われた「So in Love」や「Night and Day」といった曲はもともと大好きなんだけど、新たにその素晴らしさに気づいたのは「You're The Top」。この曲、映画のラストに(エンド・クレジットは除いて)コール・ポーターの自演ヴァージョンが流れるんです。それが、本当に、良かった。20世紀の偉大な作曲家、例えばホーギー・カーマイケルや、ジョージ・ガーシュイン、セルゲイ・ラフマニノフの自作自演の音源が残されているのは知っていたんだけど、コール・ポーターのも残されていたんですね。

De-Lovely コール・ポーターが活躍したのは1920年代後半から50年代、「You're The Top」の初演は1934年、彼が落馬で怪我をしたのが1937年だから、この自演が録音されたのは1930年代でしょう。録音自体が古いので、もちろん音は悪いです。だけど、そんなことは関係なく響いてきたのは、この曲がコール・ポーター自身の歌として、聞こえてきたからじゃないでしょうか。歴史的音源とか、偉大な作曲家の素晴らしい曲とかではなくて、コール・ポーターという人間が、自分の歌を歌ってるように。映画の演出効果もあるんだろうけど、それにしても素晴らしかった。逆に、全てが終わった後淡々と流れるこの曲の存在が、映画の素晴らしさを一段押し上げてるように感じるほどです。

 映画では、もっといいシーンで使われてる曲もあるし、エルヴィス・コステロやダイアナ・クラール、アラニス・モリセット、シェリル・クロウ、ナタリー・コール等、すごいメンバーがコール・ポーターの曲を演奏しているけど、コール・ポーターの自演の「You're The Top」が、他の誰よりも、素晴らしかったです。そしてサントラ『De-Lovely』を購入しようと思うのでした。
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Glen Phillips "Waiting"をダウンロードしてみよう

Glen Phillips  Mr Lemons / Glen Phillips

 ニュー・アルバム『Mr Lemons』をリリースしたグレン・フィリップス(Glen Phillips)。現在彼のオフィシャルサイトで、『Mr Lemons』の収録曲「Waiting」のMP3ファイルを無料でダウンロードすることができます。

 すごく素敵な曲なので、ちょっと聴いてみたらどうでしょう。ビットレートは160 kbpsで、音質もなかなか良いです。グレン・フィリップスについてはまた後で。

【LINK】Glen Phillips.com 
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Jackie Mittoo "Rock Steady Wedding"

 やれやれ、結婚式というのはどうにも苦手です。なるべくなら避けたい、いや、なるべく避けるんですが、そうもいかないこともありますよね。まあ、今回は避けれるんだけど、損得抜きで、行ってもいい、行かねばならないという友達の結婚式だったので悔いはありません。しんどかったけど。

Jackie Mittoo さて、せっかくだから1曲、僕が最もクールだと思うウェディングソングを紹介しときましょう。それはジャマイカの名オルガン奏者、Jackie Mittooの「Rock Steady Wedding」。誰もが聞いたことがあるおなじみのウェディングソングのロックステディ・ヴァージョンです。Studio 1からリリースされたJackie Mittooのアルバム『Evening Time』に収録されてます。「Rock Steady Wedding」は、冗談で済ませようとしても、ジャマイカの名プロデューサー、C.S. Doddとともに作り上げられた素晴らしいサウンドが、そんなこと許してくれません。当然他の曲はもっと良いんですけどね。

 『Evening Time』もそうなんだけど、Jackie Mittooのアルバムはちょっと手に入れにくいんですよね。よく売ってるのは『The Keyboard King At Studio One』でしょうか。このアルバムはJackie MittooのStudio 1でのベスト盤。彼のStudio 1でのアルバムは全て素晴らしいので、もちろんこのベストアルバムも素晴らしいですよ。
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旅のサウンドトラック

R.E.M
 In Time: The Best Of R.E.M. 1988-2003 / R.E.M.

 「旅」といっても、結婚式があるので地元に帰省しただけです。電車の中で聴いていたのは、R.E.M.の『In Time: The Best Of R.E.M. 1988-2003』。この編集盤、ものすごく好きなんです。それに「旅」というシチュエーションにも、すごく合うんですよ(旅じゃないけど)。もちろんR.E.M.は家でもよく聴きます。僕が地元にいた高校生の頃から、ずっと大好きなバンドです。それどころか、同じ曲を聴いても、今のほうがずっと素晴らしく感じられるようなことだってあるんです。
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Rhinoのリイシュー, HDCD, SACD, DVD Audio, DUALDISC

 前回の『Crosby, Stills & Nash』のちょっとだけ補足です。ほとんど関係はないんですけどね。

Crosby, Stills & Nash 『Crosby, Stills & Nash』は今年(2006)、Rhinoからリマスター、ボーナストラック付きでリイシューされてます。さらにHDCD仕様らしいですよ。まあ、こんなマイナーな仕様はどうでもいいんだけど。「HDCDって何?」って気になる人はこちらのリンクからどうぞ。別に知らなくて問題ないとは思うけど。こっちのRhino盤は持ってないので何とも言えません。ただ以前のでも特に問題なかったです。ちなみにカーティス・メイフィールドの場合、国内盤よりもRhinoからのリイシューの方が音が良かったし、ボーナストラックも素敵です。カーティス・メイフィールドの音楽を最初に聴く人には、僕はRhino盤の『Curtis』を勧めます。

Sam Cooke 最近は音楽を聴くのにもいろいろなフォーマットがありますね。多少なりとも知名度があるのはSACDでしょうか。SACDはCDプレイヤーを買い替える際に、SACD対応のにしようかちょっとだけ迷ったんですよね。迷った原因は、持ってるサム・クックの2003年リイシューのSACDとのハイブリッド対応のCDが、SACDで聴けるなあってぐらいですけど。結局普通のCDプレイヤーを買いました。DVDプレイヤーと兼用です。アンプとのデザインはばらばらですが、コンピューターもオーディオも一体型よりセパレートな方が好みなんです。そんなにこだわってませんけど。今ならパイオニアの「Pioneer DVDプレイヤー DV-393」が安いし良さそうですね。

 それからDual Discなんてものもありますね。これは一枚、ビル・ウィザーズの『Just as I Am』を購入してます。このことは過去記事で書いてます。『Just as I Am』自体は文句なく素晴らしいアルバムなんだけど、Dual Discはよっぽどのことがない限り買うまいと思ってます。

Abulum DVDAudio、これも一枚Glen Phillipsの『Abulum』を持ってます。DVDAudio対応プレイヤーも持ってないし、5.1ch環境もないので真価はわかりませんが、これはいいですね。音楽を聴きながら歌詞は表示されるし、ライヴ映像がついてるのも嬉しいです。普通のDVDプレイヤーでも音は問題なく良かったです。過去のアルバムをDVDAudioでリリースする意味はちょっとわからないけど、DVDAudioであることを意図して作られたんならわりといいんじゃないでしょうか。積極的に買う気は全くしませんが。『Abulum』はCDが廃盤だったから仕方なく買っただけです(安かったし)。

 一番有名でみんなを悩ませているのはもちろんCCCDですよね。CCCDを単純に非難する気は無いんですが(少しは気持ちがわからなくもない)、結果的には僕は一切買いません。US盤を買えばそれで済んじゃいますしね。

 結論。僕はHDCDも、SACDも、Dual Discも、DVDAudioも、CCCDも買う気が無い。Rhinoのリイシューは良いものが多い、それだけです。
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『Crosby, Stills & Nash』

 ニール・ヤングがいないからといって、CSN&Y(Crosby, Stills, Nash & Young)じゃなくて、CS&N(Crosby, Stills & Nash)だからといって、一段落ちるなんてことはありません。「別にニール・ヤングいなくてもいいんじゃ?」と思うほどCS&Nの音楽は素晴らしいです。もちろんニール・ヤングがいても素晴らしいんだけど。

Crosby, Stills & Nash 僕ぐらいの年代だと、ニール・ヤングの存在感が大きすぎて、CS&Nをちょっと低く見ちゃうことってあるんじゃないでしょうか? 特にニール・ヤングのソロからCSN&Yに入った場合だと。いや、それが『Crosby, Stills & Nash』(1969)とかめちゃめちゃに素晴らしいんですよ。当たり前だけど、ニール・ヤングの音楽とは違った音楽として。僕はスティーヴン・スティルスの音楽(『Stephen Stills』はものすごい名盤だと思う)も大好きなので、スティルスが大活躍のこのアルバム、大好きです。

Crosby, Stills, Nash & Young 説明しとくと、CS&Nっていうのは、60年代後半、元バーズのデヴィッド・クロスビー(David Crosby)、元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス(Stephen Stills)、元ホリーズのグラハム・ナッシュ(Graham Nash)が組んだグループです。それにニール・ヤング(Neil Young)が加わってCSN&Yになるわけですね。わかりやすいんだか、わかりにくいんだか、よくわからない関係です。わかろうと思えばわかりやすいけど、よく知らなければ「どう違うの」って感じですよね。

4 Way Street さて、『Crosby, Stills & Nash』に戻りましょう。このアルバムはCS&Nのデビュー・アルバム。いきなり1曲目の「Suite: Judy Blue Eyes」のコーラスから心が躍りまくっちゃいます。これはもうスティーヴン・スティルスの真骨頂ですね。個々の曲もいいんだけど、全編を通すアコースティック・サウンド、ハーモニーもすごく素敵です。よくCSN&Yの魅力は4人の違った個性を持つ才能のぶつかりあいだって言われてますけど、このアルバムでは気の合った、個々の力を認めあった同士が、素晴らしい音楽を楽しんで作ってるようかのような雰囲気が感じられるんですよね。「おっ、今のコーラス最高じゃん」とか言いながら楽しんでるような雰囲気が。本当にそうかどうかは知りませんけど。「俺の方がすごいだろ」とか思いながら張り合ってる感じも好きですけどね。

 そんなわけで、"&Y"がないからといって敬遠しないでぜひ聴いてみて欲しいなって思います。もちろんCSN&Yの名盤『Deja Vu』も、ライヴ盤『4 Way Street』も素晴らしいですよ。『4 Way Street』はものすごいライヴ・アルバムで、数あるニール・ヤング関係のライヴ・アルバムで一番好きかもしれません。
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NEIL YOUNG "ROCKIN' IN THE FREE WORLD"

 ニール・ヤングがデビューから20年以上経って新たに生み出した代表曲「Rockin' in the Free World」(『Freedom』収録)。すごい曲です。

Neil Young Freedom 「Rockin' in the Free World」は、ニール・ヤングが過去に生み出した名曲に比べれば、あまりにも普通だと思います。いや、もちろん普通じゃない曲なんだけど、彼の代表曲と言われている曲はどう考えても普通じゃない、とんでもない曲なんですよね。ニール・ヤング以外誰がこんな曲書けるんだ?って思うような。それに比べれば「Rockin' in the Free World」は普通です。でも、このシンプルなロックンロール・ソングはどうしようもなく胸を打つ、ぐっと来る、身体を動かしたくなる、すごい曲なんです。客観的に聴けば、やっぱり普通、でもこの曲を聴いて客観的になんてなれません。シンプルで直球、そしてニール・ヤングだからこそ、この曲は「強い」んだと思います。ニール・ヤングがやらなくとも、パール・ジャムがカヴァーしてるのを聴いても盛り上がっちゃいますけど。"Keep on rockin' in the free world"に逆らうことは出来ません。

Curtis Mayfield ところで、僕にとって"Keep on"という言葉で真っ先に思い起こされるのはカーティス・メイフィールドのこと。彼もこの言葉を使います。「続ける」ってことは大事なことで、そしてそれは強いんですね。こういう曲で、こういう形で"Keep on"という言葉を使うということは、それは人としての意思表示だと僕は受け止めます。だからこそ「Rockin' in the Free World」はよりいっそう強く、響いてくるんじゃないかと。この曲を収録するアルバムに付けられたタイトルは『Freedom』。ふさわしいタイトルです。このアルバムにはアコースティック・ヴァージョンとバンド・ヴァージョンの2種類の「Rockin' in the Free World」が収録されています。どっちも素晴らしいです。他の曲もいいし、アルバムとしても好きです。

 そしてニール・ヤングは2006年現在でも、"Keep on rockin' in the free world"し続けています。それはすごく嬉しいし、素晴らしいことです。
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NEIL YOUNG『On the Beach(渚にて)』

 ニール・ヤングの隠れた好盤として名高い『On the Beach (渚にて)』も、ずっとCD化されていなくて、すごく聴きたかったんです。2003年に初CD化された時は、うれしくてすぐ買ってしまいました。そしてそれ以来、2003年以降では最も僕が何度も聴いたニール・ヤングのアルバムとなってます。

On the Beach 『On the Beach』はいいですよ、本当。これといった代表曲は収録されていないけど、全体的に曲の質が高いし、サウンドも好みです。何度も聴きたくなる理由はいろいろあるんだろうけど、些細な理由を一つあげれば「See the Sky About to Rain」のエレピの音が好きとか、エレピとスティール・ギターの絡みがたまらないとか、「今にも雨が降りそうな空を見上げて」という情景がぐっと来るとか。他にも、ジャケットでの、くたびれたパラソルと、寂しそうな後ろ姿が好きとか。うまく言えないけど、どうにも惹きつけられるアルバムなんです。個々の曲も好きだけど、アルバムとして、全体的に好きです。

 ザ・バンドのリック・ダンコとレヴォン・ヘルム、CSNYでいっしょだったデヴィッド・クロスビーとグラハム・ナッシュも参加していますが、特にそれが売りというわけではなく、一人のミュージシャンとしてそれぞれの曲に貢献しています。全体的に惹きつけられるアルバムですね。
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NEIL YOUNG『AMERICAN stars 'n bars』

 ニール・ヤングの『American Stars 'N Bars』(1977)は、きっと「Like A Hurricane」が収録されているアルバムとして有名なんじゃないでしょうか。ずっとCD化されていなくて、たしか2003年に4枚同時にリマスターされて初CD化されたうちの一枚です。

Neil Yound 『American Stars 'N Bars 』というタイトル(Stars 'N Barsとは南北戦争の際の南部連合軍の旗の別名)と、「Like A Hurricane」が収録されているとこだけを見ると、ハードでかっこいいアルバムだと思いますよね? それがアルバム中半分はカントリー、それに過去の音源を追加という構成で、「Like A Hurricane」は浮いてます。ボビー・チャールズとの共作曲があったり、リンダ・ロンシュタット、エミルー・ハリスがコーラスとして参加してるなど、華やかな話題にも事欠かない一枚ですが、全体としてどうかっていえば、ちょっと中途半端ですね。しかし、好き嫌いで言ったら、もちろん大好きです。

Neil Young 「Like A Hurricane」はもちろん、エミルー・ハリスとのデュエットの「Star of Bethlehem」も素晴らしいんだけど、この2曲はベスト盤『Decade』にも収録されています。このアルバムだけの一番の聴きどころ、それはニール・ヤングが一人で弾き語る「Will to Love」。他の曲にはスティール・ギターやヴァイオリン、ゲストヴォーカル等が配されているのに、この曲だけはミュージシャンのクレジットはニール・ヤング一人。静かで地味な曲だけど、沁みるというか、聴かせるというか、いいんです、とにかく。約7分間、果たされなかった夢を想うような、孤独で、どうしようもないような感情が押し寄せてきます。この曲だけでも素晴らしいのに、続くのは「Like A Hurricane」。あまりにも有名な"I am just a dreamer, but you are just a dream"の歌詞がこの上ない凄まじさで響いてきます。

 『American Stars 'N Bars』は「Will to Love」と「Like A Hurricane」を続けて聴くだけのためでも、買うだけの価値があると断言したくなります。他の曲だっていいんですよ。後半とのカラーの違いにちょっと戸惑うだけです。前作『ZUMA』(1975)に収録されている「Cortez the Killer」と、「Like A Hurricane」を中心にアルバムを中心にアルバムを組み立てていたら、ものすごいアルバムができあがっていたんじゃないか、と思うかもしれませんが、それは『Live Rust』や『Weld』といったライヴ盤で果たされていますね。
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Neil Young『Living With War』を聴いて聴きたくなったアルバムリスト

 ニール・ヤングの新作『Living With War』を聴いて聴きたくなったアルバムリストです。番号を付けてみましたが順位はありません。選考基準は思いつきです。

The Freewheelin' Bob Dylan1. Bob Dylan『The Freewheelin' Bob Dylan
 まずはボブ・ディランの『The Freewheelin' Bob Dylan』。1963年にボブ・ディランが歌った「Blowin' in the Wind(風に吹かれて)」が収録されているアルバムです。『Living With War』の6曲目「Flags of Freedom」で引用されてます。言うまでもなく、ボブ・ディランの数多い名曲の中でも最高の影響力を誇る歴史的名曲です。すさまじい影響力、メッセージを持ちながらも、何となく鼻歌で歌っちゃってもよさそうなところが魅力的。

Keep Movin' On2. Sam Cooke『Keep Movin' On
 「Blowin' in the Wind」をそこまで最高と言いきるのは、僕がサム・クックが大好きだからですね。「A Chnage Is Gonna Come」が「Blowin' in the Wind」の影響を受けているのは有名な話です。『Sam Cooke at the Copa』ではカヴァーまでしてます。『Keep Movin' On』は「A Change Is Gonna Come」が収録されているサム・クック後期の編集盤。キャリアを総括したベスト盤『Portrait of a Legend 1951-1964』がリリースされた現在でもその価値は衰えてません。現在のサム・クックのカタログの中では最も「ソウル・ミュージック」なアルバムだと思います。素晴らしいサム・クックの到達点です。もっともっと高みに昇りつめて欲しかったですが、仕方がありません。とりあえずとっとと全音源をCD化して欲しいです。

Rastaman Vibration3. Bob Marley & The Wailers『Rastaman Vibration
 レベル・ミュージックならボブ・マーリーは外せません。ここでは『Rastaman Vibration』を選んでみました。全曲素晴らしいけど、この趣旨としての注目は「Johnny Was」と「War」です。「ジョニーはイイ奴だったんだ」、泣けます。意味不明な人は聴いてみましょう。「War」はものすごい曲です。ライヴヴァージョンでのテンションはとんでもないですよ。「War」はシネイド・オコナーがたしかボブ・ディランの30周年コンサートで披露したことでも有名。ひねくれ者ですね。最近ではベン・ハーパーもよくライヴでカヴァーして披露してます。

Premonition4. John Fogerty『Premonition
 ジョン・フォガティは選んでおきましょう。彼も今も歌い続けています。『Premonition』はジョン・フォガティのソロでのライヴ盤。CCRよりちょっと軽い気もするんだけど、やっぱり素晴らしいんですよ。1曲目の「Born on the Bayou」を歌った瞬間からもう引き込まれちゃいます。CCRの名曲が満載なのも嬉しいです。ソングライターとしても大好きですが、シンガー、パフォーマーとしても大好きです。2004年にフォガティは、ジョージ・ブッシュじゃなくてジョン・ケリーに投票しようという趣旨の"Vote for Change"ツアーに参加してました。

Joe Strummer & the Mescaleros5. Joe Strummer & the Mescaleros『Streetcore
 『Streetcore』は2002年に死去したジョー・ストラマーのラストアルバム。ボブ・マーリーの自由の歌「Redemption Song」のカヴァーが収録されています。音楽を楽しむことと、音楽で訴えかけることは決して相反することではないんですよね。結果として遺作になっただけで、すごく楽しいアルバムですよ。ジョー・ストラマーの「Redemption Song」にはジョニー・キャッシュとの共演ヴァージョンもあって、CDならボックスセットの『Unearthed』、ネットでならLOST HIGHWAY JUKE BOXで聴くことができます。

Neil Young番外編. Neil Young『Greatest Hits
 ニール・ヤングの膨大なキャリアを手っ取り早く統括するならベストアルバムです。番外編なのは僕がこれを持ってないから。だって2枚組の『Decade』を持ってるし、聴いたことない曲は入ってないし、買う必要がないんですよね。ときどきどういうわけか欲しくなるんですけど。ただリマスターされてるそうだし、映画『華氏911』で使われ、パール・ジャムもよくカヴァーする「Rockin' in the Free World」も収録されているので、最初に聴くんならこれがいいんじゃないでしょうか。ジャケットもかっこいいし。DVD付きのUS盤もまだ買えますね。
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Neil Young『Living With War』を試聴して

 ニール・ヤングの新作『Living With War』が、彼のオフィシャルサイトで全曲試聴できるといことで、僕も聴いてきました。

 前作『Prairie Wind』からわずか7ヶ月と短い間隔でリリースされる『Living With War』は、今年の3月下旬からたった3週間で作りあげた、反戦をテーマに掲げるプロテスト・アルバムだそうです。US盤は5月上旬、国内盤は6月21日に発売だそうなので本当に緊急発売ですね。

Neil Young Living With War 一曲目のイントロを聴いた瞬間、「ああ、ニール・ヤングだ」と思いました。まさにニール・ヤング印のエレクトリック・ギター・サウンド。どれだけのミュージシャンが影響を受けたかわからないけど、ニール・ヤングにしか出せないこのもっさり感。そしてそれがなぜか気持ちよいグルーヴになるという不思議感は健在です。ソング・ライティングは制作期間が短いせいもあってか、手癖で作ったかのようなニール・ヤング節。名曲「Helpless」や「Rockin' in the Free World」の歌詞で歌っても違和感のないような曲があったりもします。いや、きっと心からわき出る曲をそのままレコーディングしたらこうなったんでしょう。サウンドはシンプル、多用されるコーラスワークも練り込まれたものではなく、雑でありきたりです。ホーンの使い方もかなり直球。で、それがいいのかっていうと、すごくいいんです。もう理屈なんかじゃないんです。実際とことん響いてくるんです。

Neil Young Greatest Hits たぶん、このアルバムで話題になるのはイラク戦争やブッシュ大統領批判について等の、その直接的なテーマでしょうか。政治的なテーマを音楽にすることは賛否があるかもしれませんが、僕は完全にOKです。シンプルに考えれば、伝えたいことがあって、それを曲にして歌うということは、素晴らしいことだと思います。直接的にであっても、間接的にであっても。それに有名な「Ohio」を例に取るまでもなく、ニール・ヤングはいつだってこうじゃなかったかって思うんです。反戦についてのアルバムかもしれないけど、単なる批判でも奇麗事でもなく、ブッシュを倒せばそれでいいというわけではもちろんなく、これはいつだってニール・ヤングが歌ってきた自由についての歌("Songs of Freedom")だと感じます。

 『Living With War』はニール・ヤングの凄さ、素晴らしさはもちろん、僕にとっては音楽の素晴らしさまで思い出させてくれるアルバムです。ニール・ヤングが2006年という今に作りあげたレベル・ミュージック、決して最先端の音楽というわけじゃないけど、これほど今聴くべき音楽なんてあるのかな、とまで思うほどです。

【LINKS】
Neil's Garage
bounce.com
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音楽とコーヒーと暇が好きな
20代後半。Macuser。
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取り上げたミュージシャンのリストです。面倒なのでごく一部の記事しかサポートしていません。気が向いたら過去記事も加えますが、主に未来に向けて増えていきます。

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