スターフィッシュとコーヒー

"and started this song Everything's OK"

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2006年3月の新譜

 2006年3月は純粋な新譜を3枚購入。プリンスの『3121』、ヴァン・モリソンの『Pay the Devil』、そしてベン・ハーパーの『Both Sides of the Gun』。まとめとして、それぞれ軽く触れてみましょう。といってもまだ聴きが足りないので、あくまで今の時点での感想です。

 まずはヴァン・モリソンの『Pay the Devil』。と思ったけど、これについてはもうけっこう書きたい気もするので、後でにしときます。購入理由はヴァン・モリソンとブラックジャックをしたからですね。それ以前に僕はヴァン・モリソンが大好きだからではあるんですが。

 プリンスの『3121』。これは3月21日に書きました。売れてるみたいで何よりです。実際すごくいいですよ。

Both Sides of the Gun そしてベン・ハーパーの『Both Sides of the Gun』ですね。2枚組にも関らず、合計で60分ちょっとのこのアルバム、新しい世界を開こうとするベン・ハーパーの意欲作であることは間違いないです。しかし、どうこう言えるほどにはまだ聴いてないのです。とりあえずDisc2、黒い方はファンキーでかっこいいですね。即効性あります。Disc1、白い方は、第一印象が「弦の音大きすぎ」。どちらかといえば、静かめな曲を集めたこちらこそが意欲作だと思うけど、やっぱりまだ聴きが足りないですね。でもすごくいい曲が入ってますよ。本当。落ち着いた頃にまた、で。
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BECK "Your Cheatin' Heart"

BECK 『Timeless: Hank Williams Tribute』にはBECKも参加、ハンク・ウィリアムズの代表曲「Your Cheatin' Heart」をカヴァーしています(といってもこの人は代表曲だらけなんだけど)。

 多重ヴォーカルを駆使したBECKらしいアレンジで、サウンド的にはアルバム『Sea Change』に収録されててもおかしくない感じです。ということは、そう、ちょっと浮いてます。でもこれはこれでいいものです。ちょっと物足りない気もするけど。耳障りにならず雰囲気を出すノイズと、抑制されたピアノのフレーズが印象的に響くこのカヴァーも、まさにBECKの音楽です。真似しようと思ってもなかなかできるサウンドではないですね。

Avalon Blues BECKは同時期(2001年)にリリースされたカントリー・ブルースのレジェンド、ミシシッピ・ジョン・ハートのトリビュート・アルバム『Avalon Blues: A Tribute to the Music of Mississippi John Hurt』にも参加しているように、こういった企画には欠かせない人なんでしょう。カントリー、ブルース、フォークといったルーツ・ミュージックを根っこに持ちながらも、それを上手に料理して、新しい自分だけの音楽を創り上げてる人ですしね。

 僕もBECKの音楽は好きですし、新しいアルバムが出たらとりあえず買っちゃってます。特に好きなのは『Mutations』とか『Sea Change』といったタイプのアルバムでしょうか。最新作『Guero』も買ったんだけど、実はあんまり聴いてないんです。すぐ後にライアン・アダムスの『Cold Roses』が出て、そっちに夢中になってたら忘れてました。今度ちゃんと聴いてみることにします。
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エミルー・ハリスとルシンダ・ウィリアムズ『Timeless: Hank Williams Tribute』

Timeless: Hank Williams Tribute ハンク・ウィリアムズのトリビュート・アルバム『Timeless: Hank Williams Tribute』のハイライトは、エミルー・ハリスとルシンダ・ウィリアムズ、二人の女性シンガー・ソングライターによる入魂のカヴァーでしょう。

 彼女達は自身のオリジナルアルバムにもハンク・ウィリアムズの曲を収録しているだけあって、企画的なトリビュート・アルバムの雰囲気は全くありません。あくまで自分の音楽をやっているように聴こえてきます。エミルー・ハリスはハンク・ウィリアムズの生前には発表されなかった「Alone and Forsaken」をものすごい表現力で、ルシンダ・ウィリアムズは彼の代表曲「Cold, Cold Heart」をあくまで自分のスタイルで、カヴァーしています。どちらも素晴らしいです。

Emmylou Harris エミルー・ハリスとルシンダ・ウィリアムズ、僕は二人とも大好きです。共通点はどちらも立ち姿が非常にかっこいい。それからカントリー・ルーツ・ミュージックを背景に持ちながらも、それだけにとどまらず、独自の音楽を創りあげてるってことでしょうか。

 エミルー・ハリスはグラム・パーソンズとの共演で注目され、70年代から活躍してるから、かなりのベテランですね。ミュージシャンの間でも大人気で、数々の共演、ゲスト参加があります。ビッグ・ネームから若手まで選り取り見取りです。いや、本当はお願いされてるんでしょうけどね。ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』にも出演してます。とっても素敵です。新旧関らず、僕が買うアルバムによくゲスト参加してます。もちろん彼女のアルバムもすごく素敵ですよ。

Lucinda Williams ルシンダ・ウィリアムズもキャリアは長いけど、有名になったのは98年のアルバム『Car Wheels on a Gravel Road』からでしょうか。といっても僕が彼女のことを知ったのはわりと最近(といってもかなり前だけど)。ちょうどライアン・アダムスの『Cold Roses』が出た頃ですね。Amazonでやたらと彼女のアルバムがおすすめされるので買ってみたら、すごく良かったというわけです。去年リリースされた2枚組のライヴアルバム『Live @ the Fillmore』すごくいいですよ。エルヴィス・コステロが絶賛コメントを付けているし、コステロのアルバム『The Delivery Man』でゲスト参加もしています(このアルバムにはエミルー・ハリスも参加)。でもかなり個性が強いので、スタジオアルバムから聴くのもいいかもしれませんね。気に入ればものすごくいいですよ。

 『Timeless: Hank Williams Tribute』にはもう一人女性シンガー、シェリル・クロウが参加しています。シェリル・クロウにはシェリル・クロウの良さがあって僕は好きなんだけど、ここではエミルー・ハリスとルシンダ・ウィリアムズにはかないません。でもここで聴ける彼女のヨーデルはとっても可愛らしいです。ハンク・ウィリアムズ好きなんですね。
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KEITH RICHARDS "You Win Again"

 前回の続きです。ストーンズの名前を出したので、ハンク・ウィリアムズのトリビュート・アルバム『Timeless: Hank Williams Tribute』(2001)の中から、キース・リチャーズの「You Win Again」について触れてみましょう。

Timeless: Hank Williams Tribute 国内盤のライナーノーツによると、キース・リチャーズは78年のパリ/パテ・マルコーニのでのストーンズのレコーディング・セッションで、キースのヴォーカル/ピアノ、ロン・ウッドのペダル・スティール・ギター、イアン・スチュワートのマラカスで、この曲を収録したことがあるそうです。お気に入りなわけですね。

 このアルバムに収録されたテイクは、このアルバムのための新しいものです。ここではギター中心、テンポを落として(もともとスロー・テンポの曲だけど)、しみじみと情感たっぷりに演奏してます。キースのヴォーカルについては特にどうとも思わないんだけど、サウンドがいいですね。特に後半盛り上げるスタックスやハイみたいなホーンには、にやっとさせれます。いい感じです。

Ryan Adams ところで、このアルバムにも参加しているライアン・アダムスは、プロデューサーのイーサン・ジョンズをキース・リチャーズに紹介してもらったそうです(イーサンの親父はストーンズをプロデュースしたこともあるグリン・ジョンズ)。さらに取材で「ローリング・ストーンズのチケットは取れるの?」と聞かれたとき(ライアンはストーンズ大好き)、「大丈夫。だってキースは俺のこと大好きだから」と答えたそうです。本当にそうかどうかは知りません。

 でも、このトリビュート・アルバムの真髄はキース・リチャーズだけじゃありません。続く、かも。
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『Timeless: Hank Williams Tribute』

 ローリング・ストーンズが来日中ということで、タイムリーなところで『Timeless: Hank Williams Tribute』(2001)を紹介してみましょう。

Timeless: Hank Williams Tribute 『Timeless: Hank Williams Tribute』は偉大なカントリー・シンガー・ソングライター、ハンク・ウィリアムズのトリビュートアルバムです。その国内盤がつい最近安価で再発されたので買ってみたわけです(欲しかったんですが)。いくら参加メンバーが豪華だとはいえ、こういうのが国内盤再発されるのって珍しいなあって思ってたら、帯には堂々と「ザ・ローリング・ストーンズ メンバーゲスト参加!!」「キース・リチャーズ(ザ・ローリング・ストーンズ)参加アルバム!」の文字が。すごく目立つところに。赤字で。なるほど、そういうわけなのかと納得しました。

Hank Williams ハンク・ウィリアムズは20世紀の”レジェンド”の一人で、29歳の若さでこの世を去りながらも、今なお時代を越えて影響力を持ち続け、そして親しまれ愛され続けている偉大な人です。彼の曲はめちゃめちゃにカヴァーされまくってます。その愛され、カヴァーされっぷりは、ニュー・オリンズにおけるプロフェッサー・ロングヘアや、ブラジルにおけるアントニオ・カルロス・ジョビンに勝るかもしれないし劣るかもしれないぐらいです。最近ではノラ・ジョーンズもカヴァーしているし(『Come Away With Me』)、ヴァン・モリソンのカントリーアルバム『Pay the Devil』にも、もちろん彼の曲が収録されています。本当に時代もジャンルも越えて愛されてるってわけですね。

Hank Williams ハンク・ウィリアムズのオリジナルを聴こうと思ったら、きちんとした編集盤もあるけど、国内盤も出てるし、廉価でいろいろ売ってるので適当に買ってみればいいんじゃないでしょうか。音が悪いのもあるので、なるべく新しめの方がいいかもしれませんね(元の音源が古いのでどっちにしろ良くはないけど)。安く聴こうと思うならUK編集のものなんかがいいかも。ハンク・ウィリアムズにはジュニアと三世もいるので注意しましょう。三世の方が人気があって面白いなんてことはありません。

 さて、『Timeless: Hank Williams Tribute』なわけですけど、参加メンバーがやたらと豪華です。ボブ・ディラン、シェリル・クロウ、ケブ・モ、BECK、マーク・ノップラー(元ダイアー・ストレイツ)、トム・ペティ、キース・リチャーズ、エミルー・ハリス、ハンク三世、ライアン・アダムス、ルシンダ・ウィリアムズ、ジョニー・キャッシュと名前を挙げるだけで疲れるほど、大御所から若手まですごい人たちばっかりです。この中で僕がアルバムを持ってないのはマーク・ノップラーとハンク三世だけ。そりゃあ聴きごたえありますよ。しかし、トリビュート・アルバムはぱっと聴いた感じが重要です。というわけで続く。
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PRINCE『Live at the Aladdin Las Vegas』[DVD]

 純粋にかっこいいプリンスが見たいと思うなら、DVD『Live at the Aladdin Las Vegas』が一番です。

PRINCE このDVDはアルバム『The Rainbow Children』リリース後の2002年のツアーの最終日を収録したライヴDVDです。『The Rainbow Children』リリース後だけあって、サウンドがまずクールでファンキー。そして、ここでのプリンスは純粋にかっこいい。胸毛を出したり、変なパフォーマンスはしません。何より笑顔がとってもキュートで素敵です。映画『パープル・レイン』(1984)で見せる彼の笑い顔は自意識過剰の変態野郎そのものだけど(ここでもライヴシーンはすごくかっこいいけど)、このライヴでのプリンスは一般の人が見てもすごく素敵だと思うんです。
 そう、このライヴは余計なものを取っ払った純粋に音楽を中心にしたライヴなんです。(プリンスにしては)小編成のバックで、クールでファンキーな『The Rainbow Children』の曲とそのサウンドで再構築された過去の曲、もう最高ですね。

The Rainbow Childlen 残念ながらこのDVDで味わえる魅力はほんの一部です。それに一曲目の「Pop Life」の後いきなりボリューム・レベルが下がるし、そんなに音がいいわけじゃないし(悪くはない)、何より収録時間が短すぎるなど、欠点も多いです。商品としてはけっこうしょぼいところがあります。でも、現在のプリンスの復活の要因は、僕はビヨンセとのグラミーでのパフォーマンスとかなんかじゃなくて、間違いなくこの音楽を中心としたツアーだと思うんですよね。本当素晴らしいツアーでした。というわけで観る価値はあります。このDVDは国内盤も出てるけど、輸入盤でもリージョンフリーなのでどっちでもいいんじゃないでしょうか。

 たくさん味わうなら『One Nite Alone...Live!』という素晴らしい3枚組CDボックスセットなんてのがありますね。これはもう大好きです。DVDに収録されている素晴らしい「Pop Life」がこっちにも入ってればなあって思ったりも。僕が初めてプリンスのライヴを観た国際フォーラムで、2曲目にこの「Pop Life」が演奏されたとき、めちゃめちゃに感動したからっていうのもあるけど。

 そして2006年、プリンスのニュー・アルバム『3121』のCDには「THE MUSIC」という文字が刻まれています。
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PRINCE『3121』

 今日、3月21日はプリンスのニュー・アルバム『3121』の正式な発売日ですね。といっても国内盤は17日にすでに入荷しているのでもう聴いている人も多いでしょう。僕もその一人です。輸入盤を買うつもりだったんだけど、17日に店舗で流れているのを聴いたら我慢できなくなっちゃいました。当てにならないパープルチケットもTシャツ(応募特典)も別に欲しくなかったんだけど、まあ日本に来てねって意味を込めるということで。

PRINCE 3121 さて、『3121』をちょっと聴いた感想ですが、もうプリンス節満載です。プリンスの音楽でしか味わえない、リズム、メロディー、サウンドのハーモニーが重なりあって溶けあう最高の瞬間が味わえるってことですね。いつもながら理解に苦しむロック・ナンバーも入ってるけど、僕はもうあきらめました。やりたいんでしょう。最高にかっこいいカッティング・ギターもちょっと微妙なリード・ギターも弾いちゃうのもプリンスです。唐突に女性シンガーをプッシュしたくなるのもプリンスです(けっこういい)。かなり微妙なブックレットの写真も、まあプリンスです。

PRINCE Musicology 前作『Musicology』とそのツアーの成功で気を良くして、お調子に乗ったプリンスがノリノリで作ったアルバムってとこでしょうか。個人的にはもっと研ぎ澄まされた音が欲しいなって思うこともあるけど、とにかく楽しいです。プリンスのアルバムというのは、完璧じゃあないかもしれない。でも、プリンスのアルバムには、彼の音楽だけが持つ、最良の、最高の瞬間があるがために僕は聴くんです。

 ところで、アルバム聴いても『3121』の意味はわかりません。とりあえず読み方は「31・21(サーティワン・トゥワニーワン)」であることがわかったぐらい。ちょっと聴いた感じではこれぐらいです。
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Stevie Wonder "UPTIGHT (Everything's Alright)"

 スティーヴィー・ワンダーの初期の代表曲「UPTIGHT (Everything's Alright)」(1965)はとんでもない名曲です。

 僕は以前飲食店で働いていた頃、店で流す曲を主観と客観を織り交ぜて、自分で決めていた。そうすることで新たに気づくことっていうのはたくさんある。60年代のスティーヴィー・ワンダー、10代の少年だった頃の音楽の素晴らしさもそうです。

Stevie Wonder Greatest Hits 印象に残っているのは「UPTIGHT」が流れているとき、リズムにあわせて小さな子供がいきなり踊りだしたこと。ものすごく楽しそうに。僕もこの曲で踊りだしたくなるし、そういう音楽だと思うけど、実際にこの曲にあわせて踊るその子を見たときには、驚いた。そしてどういうわけかものすごく嬉しかった。もともと大好きな曲だけど、改めて「UPTIGHT」のすごさを思い知りました。時代も、人種も、言語も、年齢も問わない、原始的な、音楽の素晴らしさ。いや、もうただ単に素晴らしい、最高なんですよね、この曲。

 「UPTIGHT」は代表曲なのでいろいろな編集盤に収録されているけど、やっぱり初期の『Greatest Hits』で聴くのがしっくりくるかな。スティーヴィー・ワンダーの編集盤なら、このアルバムと『Greatest Hits Vol. 2』、そして『Original Musiquarium』が大好きです。「UPTIGHT」が収録されているオリジナルアルバム『UPTIGHT』も2005年に再発されているのでこれもいいですね。まあどれで聴こうとも最高です。

Stevie Wondar Greatest Hits Vol. 2Original Musiquarium
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Ryan Adams『Heartbreaker』

 やっぱり、こういうのがしっくりくるなあ。

 『Heartbreaker』はライアン・アダムスが2000年にリリースしたファースト・ソロ・アルバム。ライアン・アダムスはノース・キャロライナ出身(アメリカ南部、東の方)出身のシンガー・ソングライター。といっても彼は当時もウィスキータウンという"オルタナ・カントリー"ロックバンドの中心人物として、もうすでにキャリアを積んで、期待されていたわけだけど。まあいろいろあってバンドに見切りをつけてソロになるっていうのは良くある話です。

Ryan Adams そんなライアンがナッシュヴィルで、プロデューサーのイーサン・ジョンズと組んでたった14日間で作りあげてしまった(らしい)、この『Heartbreaker』だけど、すごくいい。とにかくいい。
 いきなりモリッシーの曲についてのおしゃべり(タイトルは論争となってるけど)に続いて、軽快なカントリー・ロックで始まるこのアルバム、ロックなのは最初とあと数曲だけ。まあ、国内盤の帯のアルバム紹介が「全編がロスト・ラブの告白である。絶望、喪失そして希望…すりきれた、むき出しの魂の叫びが身体中にしみ込んでくる」ってぐらいなので。実際それまで住んでいたニューヨークを去り、彼女と別れたことについてがこのアルバムの主題らしいです。アルバムタイトルが『Heartbreaker』ですからね。

 そう聞くと、ちょっとやばそうな気がするかもしれないけど、全然そんなことないですよ。最高です。そういう感情はアメリカ(に限らず)音楽の普遍的なテーマの一つだし、多くの人が共感できる感情だとも思う。まあ、そんなことは抜きにしても、『Heartbreaker』いいんですよ。1曲目の"To be Young (is to be sad, is to be high)"にしても、ぱっと聴くと普通のカントリーロックなんだけど、ちょっとしたメロディーの変化、ライアン・アダムスの音楽の特徴だと思うんだけど、本当にはっとするようなメロディーが展開するところがあって、そこが彼の音楽を特別なものにしてるんですよね。
 アルバム全体に彼の独自の世界を展開させるシンガー・ソングライターとしての資質が炸裂です。

 そういえば、このアルバムに収録されている曲"Come Pick Me Up"は映画『エリザベス・タウン』に使われたらしいですね。この曲最高。本当に胸が締めつけられる、メロディー、歌、サウンド、そして感情。希望というよりも願望。いいなあ、この曲。

 どうってことない曲も入ってるけど、それはそれで聴かせるんですよね。ヴォーカルがいいってのもあるけど、サウンドもいいんですよ。プロデューサーのイーサン・ジョンズは、これといった色はないんだけど(そこがいい)、本当いい音に仕上げるんです。バンジョーの使い方とか素敵です。伝統芸能にならないように本当にさりげなく、そしてせつなく使うんです。メインの演奏はライアン・アダムスとイーサン・ジョンズ(楽器弾く、プロデュース作品で必ずといっていいほど弾く)だけど、ゲストには実力派ミュージシャンが揃ってます。ビック・ネームではエミルー・ハリスが1曲コーラスで参加。ライアンとのデュエットいいですよ。

 『Heartbreaker』は、地味なアルバムかもしれないけど、僕はすごくいいアルバムだと思うし、来る人にはものすごく来るアルバムだと思う。2005年のライアン・アダムスの音楽が気に入ったら、問題なく聴いてみて欲しいアルバムです。この時でしか成しえない音楽が詰まってます。"To be Young (is to be sad, is to be high)"な。
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"Daydream Believer" The Monkees

 ポップソングというのはいいものです。その中でもヒットすればヒットするほど、愛されれば愛されるほど良いというタイプの、素晴らしいポップソングというのは、本当にいいものです。ザ・モンキーズの「Daydream Believer」もそんな極上のポップソングの一つですね。

The Monkees 僕は特にモンキーズのファンというわけではないので、アルバムは『The Definitive Monkees』しか持ってないけど、「Daydream Believer」以外にも聴いたことあるようなヒット曲が収録されているし、職業ソングライター時代のキャロル・キング(Goffin/King)の曲が聴けたりして、楽しいです。あまり熱心に聴いてはないけど、たまに聴きたくなったり…は、そういえばしないけど、聴こうと思って聴くよりも、iPod Shuffleとかに突っ込んでおいて、思いがけないときに、ふと流れるとちょっとハッピーなんですよね。ヒットする、売れるってことは決して悪いことじゃないです。売れることによって力を増す音楽っていうのもあるんですよね。「Daydream Believer」はたわいもないポップソングかもしれないけど、ものすごい力がある。ポール・マッカートニーさんは「Some people want to fill the world with silly pop songs (たわいもないポップソングでこの世界をいっぱいにしたい人だっているんだ)」と歌ってますしね(嘘です、本当は"love songs"ですよ)。

U2 「Daydream Believer」といえば、U2のポップマートツアーでジ・エッジがカラオケで歌って観客を脱力させたことでも有名です。いまいちウケなったのか、その後巡り巡って「Sunday Bloody Sundy」の弾き語りコーナーになりました。僕が来日公演で観たのも「Sunday Bloody Sundy」ですね。どうせならバンドでやって欲しいとも思ったけど、これはこれですごく良いです。じいんと来ました。シングル「If God Will Send His Angels」で、弾き語りが初披露されたサラエボ公演のテイクを聴くことが出来ます。真摯なメッセージを持った曲が、本当に真剣に、心を込めて、祈りを込めて、歌われているのを聴くのも、いいものです。U2の映画『魂の叫び』で聴けるテイクは、そりゃあもうすごいです。

 ついでに、なぜか我が家にはポップマートツアーでジ・エッジがカラオケで歌った曲リストがあるので転載しておきましょう。
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"Theme From Mission: Impossible" Adam Clyton & Larry Mullen

 あまり課外活動には積極的ではないU2のリズム隊、アダム・クレイトンとラリー・マレンですが、なぜか映画『ミッション:インポッシブル』のテーマソング「Theme from Mission: Impossible」のリメイクを担当していたりしますね。

 どういうわけでこのテーマソングのリメイクを担当することになったのかは、聞いたことある気がするけど、忘れました。ただ、ブライアン・デ・パルマ監督の手で90年代というテクノロジー全盛の時代に蘇ったスパイ映画(元はTV『スパイ大作戦』)のテーマソングとしては申し分ない出来だと思います。微妙なデジタルサウンドが映画の雰囲気に良くあってます。

U2 時期としてはアルバム『Pop』の頃ですね。このアルバム僕はけっこう好きなんですが(特にアルバム中盤以降)、U2自身がベストアルバム『The Best of 1990-2000』にこのアルバムの曲を収録する際にミックスし直してるぐらいなので、サウンド的にちょっと失敗したなあなんて思ってるのかもしれません。でも「Theme from Mission: Impossible」自体は、ちょっと時代を感じさせるところが、またいいような気もします。映画については、観てるけど、覚えてません。
 ところで、この曲でストリングスアレンジをしているクレイグ・アームストロングはその後なかなかの活躍で、彼のアルバム『As If To Nothing』ではボノが参加して、U2の曲「Stay(Faraway,So Close!)」をカヴァーしてたりもします。いや、カヴァーというよりもアレンジですね。必聴ではないけど、ちょっとおもしろいかも。

Mission: Impossible1966-1973 Television Series
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U2は11月にやって来る? "Gone Till November"

 U2来日公演延期の続報です。U2.comによると、ボノがオーストラリアのTVで「U2の延期したショウは戻ってきて必ずやるよ、たぶん11月にね(意訳)」と語ったそうです。というわけで日本に来るのもそれぐらいじゃあないでしょうか。さらにボノは「延期したショウは本当に特別なものにするよ」と約束してくれたそうです。詳しくは下のリンクからどうぞ。tvnz.co.nzからはボノのインタビューも見れますが、そんなたいしたものじゃないです。

New DayU2.com Official News // Looks Like Novemver
tvnz.co.nz // U2 likely to return in November
 
 そういうわけで11月まで「Gone Till November」でも聴きながら待ちましょう。「Gone Till November」はWyclef Jeanのヒット曲で、二言でいうと「俺は行っちまうけど、仕方ないんだ。だけど忘れられないお前がいるから11月には絶対帰るぜ」っていう曲です。いい曲ですよ。『the Carnival』か『Greatest Hits』で聴くことができます。何となくこのニュースを見て聴きたくなったんです。

Wyclef Jean U2とWyclef Jeanはわりと関係があって、有名なところでは1999年のNet AidのためにWyclefとボノの共演で「New Day」というシングルをリリースしてます。そんなにすごい曲じゃないけど、悪くはないです。後はWyclefの2003年のアルバム『The Preacher's Son』収録曲「Class Reunion」でジ・エッジがギターを弾いていますね。こっちはなかなか素敵です。ゲスト参加しているMonicaの歌もいいですよ。

 Wyclef Jeanは元フージーズでかなり有名かな。90年代にアメリカン・ミュージックに夢中になってたら耳にする人たちですね。一応Hip Hopだけど、ワールドミュージック的な背景を持つ多彩な音楽性と、ちょっと説教臭いところが好みです。
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Curtis MayfieldからBob Marley, そしてU2へ "ONE"

 僕はU2というバンドを経由して、たくさんの素晴らしい音楽と出会っています。そしてボブ・マーリーの音楽と出会うのもU2経由です。

U2 U2はライヴでボブ・マーリーの曲を挟んだりしてますが、僕がボブ・マーリーを聴くきっかけになったのは、U2のビデオで最初に入るアイランドレーベルのプロモーション・ロゴ・ビデオみたいな映像です。この映像にはアイランド・レーベルの主要アーティストの名曲がメドレー形式で流れるんだけど、そこに含まれる「One Love/People Get Ready」がどうしても気になって仕方なく、調べてその曲が含まれるボブ・マーリーのアルバム『Exodus』を購入したのが始まりです。たった数小節で僕を魅了した「One Love/People Get Ready」、そこからカーティス・メイフィールドの「People Get Ready」のオリジナルが聴きたくなってジ・インプレッションズの『People Get Ready』(幸運にも日本で初CD化されたばかりだった)を買いに走るのは必然というものです。

One U2は90年代に入り「One Love/People Get Ready」と同じ方向性を持ち、その影響を感じさせながらも、U2のオリジナルとしか言い様が無い名曲「One」(『Achtung Baby』収録)を誕生させることになるわけですね(もちろん、僕が聴く頃にはすでに誕生していたわけですが)。

 USのカーティス・メイフィールド(ソウル)、ジャマイカのボブ・マーリー(レゲエ)、そしてアイルランドのU2(ロック)、国籍もジャンルも違うけど、そんなことはたいしたことじゃない、もっとずっと大事なことがあるんだ、そう思います。カーティス・メイフィールドとボブ・マーリーは既に亡くなっているけど、その音楽は生き残って輝いているし、受け継がれています。ジャンルも国籍も人種をも越えて。そしてU2は今も歌い続けている。

The ImplessionsBob MarleyU2
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U2 "Who's Gonna Ride Your Wild Horses" [Single]

U2 U2のシングル『Who's Gonna Ride Your Wild Horses』(1992)は、アルバム『Achtung Baby』(1991)からの、なんと5枚目のシングル。一つのアルバムから5枚もシングル切ってどうすんだよって思うかもしれないけど、U2のシングルは興味深いトラックの宝庫です。このシングルでは、表題曲はミックス違いだし、何より注目なのは、CCRの「Fortunate Son」のカヴァーと、ローリング・ストーンズの「Paint It Black」のカヴァーが収録されてるんです。

1. WHO's gonna ride your WILD HORSES (the TEMPLE BAR edit)
 『Achtung Baby』収録曲のミックス違いですが、新たに加わったアコースティックギターが刻むリズムとストリングスがアクセントになってアルバムヴァージョンよりかっこいいかもしれません。つまりアルバムにはアルバムヴァージョンの方がいいと思うけど、単品として聴くならこっちの方がいいってことですね。

2. PAINT IT black
Rolling Stones ローリング・ストーンズの「Paint It Black(黒く塗れ)」のカヴァーです。U2はどんな曲をカヴァーしてもU2になってしまうバンドなんですが、この曲も例外ではありません。しかしめちゃめちゃにかっこいい。「Paint It Black」という曲は、原曲が持っていたシタールとか雰囲気といったものを取っ払ってU2サウンドを纏ったとしても、ものすごくかっこいいということがよくわかります。実はオリジナルの方が好きですが、これはこれで、とてもいい。このカヴァーを聴いて「Paint It Black」が入ったローリング・ストーンズのアルバムを買いに走りました。そしてそれは僕の愛聴盤になりました。

3. fortunate SON
CCR CCRの大名曲のカヴァーです。そしてこのカヴァーが僕がCCRを聴くきっかけです。この曲も例外なくU2サウンド、しかももろ『Achtung Baby』の頃のです。ヴォーカルエフェクトまでかけてやがります。強調されたベースラインを中心として(かっこいい!)、ジ・エッジの独特の反響するギターが駆け巡る(オリジナルのギターフレーズとは全く違う、でも最高)、そこにボノのジョン・フォガティとは似ても似つかないスタイルのヴォーカル。コーラス(サビの方のことね)では女性コーラスとジ・エッジも参加。曲は間違いなく「Fortunate Son」だけど、原曲が持つサウンドの雰囲気は影も形もありません。しかし、それでもめちゃめちゃにかっこいい。大好きです。実はCCRのオリジナルの方が好きだけど、それはそれ、です。「Fortunate Son」は最高のロックンロール・ソングであると同時にレベル・ミュージックでもあるとんでもない曲なんですが、それは別の機会に。

4. WHO's gonna ride your WILD HORSES (the TEMPLE BAR remix)
 M1のリミックス。ちょっと違う。ちょっと長い。

 実はこのシングルにはもう1種類収録曲違いのがあるんですが、そっちは持ってません。当時地方都市在住の高校生だった僕には国内盤(出てたんですよ)買うのが精いっぱいです。このシングルは大好きですが、これがきっかけで出会ったアルバムの方が僕にとって大きかったかもしれません。
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U2の来日公演が延期に

U2 4月4日に横浜日産スタジアムで予定されていたU2の来日公演が延期になったそうです。残念。日本だけではなく、「U2 VERTIGO//2006 TOUR」の残り10公演全て延期だそうです。メンバーの家族の病気のためということなので、仕方ないですね。しかし、残念。

【Links】
U2.com Official News 延期の理由が載ってます
bounce.com
U2日本公演延期のお知らせ

【“U2の来日公演が延期に”の続きを読む】
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"BEAT VAN" ヴァン・モリソンとブラックジャック

 ニューアルバム『Pay the Devil』をLost Highwayからリリースしたヴァン・モリソン。現在そのLost Highwayのオフィシャルサイトで『Pay the Devil』を試聴しながら、ヴァン・モリソンとブラックジャックをプレイすることが出来ます。

 こちらからhttp://www.losthighwayrecords.com/vanmorrison/

Van Morrison 対戦成績によってはiPod nanoとかがもらえるそうだけど、US居住者だけなので関係ありません。ただ『Pay the Devil』を聴きながらヴァンと(といってもアルバムジャケットだけど)ブラックジャックをするのは楽しい。しかし、さすが、デヴィル・ヴァン・モリソン、いきなりブラックジャックを連発してきたりして凶悪です。シャックがいた全盛期のレイカーズなみに凶悪です。そして「BEAT VAN」はならず、その次の瞬間、僕は『Pay the Devil』を購入していました。そう、ブラックジャックだけではなく、音楽でも完膚無きまでに叩きのめされたのです。

Solomon Burke まあ、ブラックジャックのことは置いといて、『Pay the Devil』いいんですよ。このアルバムはVan Morrison meets LOST HIGHWAYなカントリーアルバムなんだけど、いい。理屈抜きでいい。聴いてたら堪らなくなりました。もともと僕はどちらかといえばジャジーなヴァンよりも、ロッキン・ソウルフル・カントリー・フォークなヴァン・モリソンが好きなわけですから。「今さらヴァン・モリソンのカントリー・アルバムなんて」と思うあなた、ソロモン・バークだって「古きは新しくなり、新しきは古くなる」って言ってましたし、いいものはいいんです。そのソロモン・バークの2005年のアルバム『Make Do With What You Got』もすごくいいです。ヴァン・モリソンも一曲提供して、コメントまで寄せていますよ。

 そんなわけで、前回はどうなんだろうみたいなことを言いましたが、『Pay the Devil』好きです。僕はカントリーミュージックが好きです。いや、『Pay the Devil』は単なるカントリーアルバムではないんです。ヴァン・モリソン恐るべし。

・過去記事 Van Morrison meets LOST HIGHWAY 
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パール・ジャム "World Wide Suicide" 無料ダウンロード日本語解説

 パール・ジャムのニューアルバム『Pearl Jam』からの先行無料ダウンロードシングル「World Wide Suicide」をダウンロードしてきました。ダウンロードしてみると、なんとピットレート256kbps、サイズ6.4MBと、MP3ファイルですがiTMSでダウンロードするより高音質です。歌詞も見ることが出来ますよ。

Pearl Jam 親切なパール・ジャムでもダウンロードの日本語解説はつけてくれないので、「パール・ジャムのために英語なんて読んでられねえぜ」って人のために日本語解説を用意しました。まあ別に必要ないんだけど。

1. http://www.pearljam.com/をクリック。

2. http://bootlegs.pearljam.com/をクリック(ここからでもOK)。そして右下の"ENTER"をクリック。

3. 上の"here"をクリックしてアカウント作成。メールアドレスが必要ですがフリーメールでもOKです。後はパスワードと名前を決めて"Create Account!"(アカウント作成)。

4. そうすると"Download Music"画面になるので、リンクがついてる"World Wide Suicide"を右クリックして「リンク先のファイルをダウンロード(対象をファイルに保存する、だっけ?)」。Macのワンボタンマウスなら「controlキー+クリック」ね。

5. ダウンロードされたファイルの名前の最後に、自分で「.mp3」を付けてあげましょう(これ大事)。完成。

 これで意味深なタイトルのパール・ジャムのロックンロールシングルが聴けます。歌詞はこちら。しかしわざわざこんなことやってると暇人らしくていいですね(別に暇じゃないんだけど)。あ、期間限定らしいです。ダウンロードする人はお早めに。軽いので安心、簡単です。
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John Fogerty『The Long Road Home』

 『The Long Road Home』はジョン・フォガティのソロ時代の曲とCreedence Crearwater Revival(CCR)時代の曲をいっしょに収録し、さらに未発表ライヴ音源まで収録した、2005年11月リリースの編集盤。半分以上CCRの曲なのにの、ジョン・フォガティ名義。
 サブタイトルは『The Ultimate John Fogerty/Creedence Collection』になっているけど。

John Fogerty 全25曲中の収録の内訳は、CCR名義14曲、ジョン・フォガティのソロ名義7曲、未発表ライヴ4曲、なお未発表ライヴ音源は全て最新の2005年の録音、全曲デジタルリマスター、選曲はジョン・フォガティ本人、と30年以上にも渡るジョン・フォガティのキャリアを統括して楽しめる編集盤です。そう、この編集盤のメインはあくまでジョン・フォガティなんです。ちょっと強引な気もするけどOKでしょう。

 なぜこの編集盤を買ったのかというと、僕はCCRが大好きだけど、ジョン・フォガティのソロは聴いてなかったから。輝けるCCRの曲に挟まれるフォガティのソロ曲、ちょっと軽いけど、いいです。違和感はやっぱり少しあるんです。曲自体はいいし、フォガティのヴォーカルは大好きです。でもCCR時代に比べると音が軽い。果たしていっしょに収録する意味は、セールス以外にあるのだろうか。

John Fogerty しかし、ここは視点を変えてみましょう。長い長い道のりを越えて、ついに原点であるCCR時代の曲と、それからのソロ時代の曲、そして現在のライヴ音源をついにいっしょに収録する心境になった。そこにいたるには本当に長い時間がかかり、多くの問題があった(ジョン・フォガティはCCR時代のレコード会社と揉めてた)。そしてついにジョン・フォガティは故郷に帰ってきた。まさに『The Long Road Home』。いや、本当はそんなによく知らないんですけどね。
 でも、ここに収められてるのは、全て紛れも無くジョン・フォガティという一人の人間の音楽です。「Fortunate Son」は1969年に演奏されようが、2005年に演奏されようが、とにかくかっこいいし、素晴らしいのです。パール・ジャムがカヴァーするのよりずっといい(これはこれで好きなんだけど)。やっぱり"It ain't me, I'm so fortunate son,no"はジョン・フォガティが歌うのが一番いい。

 まあ、そんなこと考えなくたって、一つ一つの曲があまりにも素晴らしいんです。ソロの曲もいいんですよ。そういうわけで僕はジョン・フォガティのソロアルバムにも手を出していくのです。
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Pearl Jam『Live: 03-03-03 - Tokyo, Japan』

 パール・ジャムのオフィシャル・ブートレグ・ライヴアルバムから『Live: 03-03-03 - Tokyo, Japan』を取り上げてみましょう。その名の通り、2003年の3月3日に武道館で行われた来日公演のライヴアルバムです。僕も行きました。もう3年も前になるんですね。

Pearl Jam そのライヴ、良かったです。観客の入りはちょっとさみしかったけど、良かったです。いっしょに行った友達(そんなにパール・ジャムが好きなわけではない、ニルヴァーナは大好き)は「意外にまったりしてたねえ」と言ってたけど、僕は好きです。まったりという風には聴こえない。ミディアム・ロックを素晴らしく響かすのは、優れたロックバンドである条件の一つだと思ってます。パール・ジャムのライヴアルバムはそんな彼らのミディアム・ロックソングの良さを僕に気づかせてくれたんだけど、実際のライヴは当然さらに良かったです。そういうわけでそんな日のライヴアルバムが出れば、うれしくて買っちゃいますよね。
 
 ライヴ盤として聴いてみると、彼らの代表曲がしっかり収録されれてる、カヴァー曲はクラッシュの「Know Your Rights」、そして「Betteman」でいつもは観客が歌うところをエディ・ヴェダーが歌っている、日本語でのメッセージも収録されてる、等、ちょっとだけ日本向けですが、紛れも無くパール・ジャムです。もっといいと思うライヴアルバムはあるけど、これはこれでいいんです。エディ・ヴェダーのウクレレ弾き語り「Soon Forget」でのずれた手拍子だけは気になるけど、会場でほどにはアルバムでは気にならないです。そういえば「Yellow Ledbetter」(パール・ジャムのライヴはこの曲で締められることが多い)の後に、彼らの代表曲「Alive」で締める展開はなかなかないんじゃないでしょうか。
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Pearl Jam, 先行シングルを期間限定無料ダウンロード

 パール・ジャムがニューアルバム『Pearl Jam』を今年の5月にリリース。そしてそれに先駆け、先行シングル曲“World Wide Suiside”のMP3ファイルの無料ダウンロードを、彼らのオフィシャルサイトpearljam.comで3月8日6時(US東部時間)から二日間限定で実施するそうです。

Pearl Jam このニュース(bounce.com)を聞いて思ったのは、「らしいなあ」ってこと。パールジャムはチケットマスターへ反旗を掲げたり(つまりチケットの価格を抑えようとした、いろいろ問題があった)、オフィシャルブートレグライヴ盤(ファンが高いブートレグを買うぐらいなら自分たちで適正な価格でだしちまえ、もしくは行ったライヴの思い出として)を発売してることでも有名です。今度は先行シングルの無料ダウンロードとは、やりますね。先行シングルはアルバムのプロモーション的要素が強いにせよ、実際に無料ダウンロードに踏み切るのはけっこう大変だと思いますよ。さらにわざわざ「プロテクトはかけないからお友達とシェアしてもいいよ」ってオフィシャルに発表してますから。

Lost Dogs チケットマスターの件やオフィシャルブートレグの件も、実際にやるということはものすごいことですよね。こういうことを実行するためには、果たしてどれほどの障害を乗り越えなくてはならないのか、どれほどの条件、意志が必要なのかを考えてみると…うわっ、すごっ。僕はパール・ジャム好きです。もちろん彼らの音楽が好きなわけですが、こういう行動力も好きなところです。そしてその行動を後押し、実現可能にしてるのは彼らの音楽、ファンです。そして彼らはファンのためにも行動する。支えあっているんだと考えるとちょっといいなって思いません?

Pearl Jam Live 実は特に待ち望んでいるわけではないんですが、きっとニューアルバムも買うでしょう。惰性なわけではありません。出たら何だかんだいってもいいんだよなあという感じで買ってしまいます。よく考えたら、僕が一番アルバム枚数を持っているアーティストはパールジャムです(嘘です、本当はBob Marley)。オリジナルアルバム全て、アルバム未収録曲集『Lost Dogs』、そして必要もないのにベスト盤『Rearviewmirror』。何より極め付けはオフィシャルブートレグライヴ盤。このライヴ盤は好きでツアーごとに何枚かは買うんですが、セールで買い込んだものもけっこうあったり。実は聴いていないものさえあったり。コレクターじゃありません。いつかきっと聴くんです。

 パール・ジャムは「グランジじゃなくて単なるハードロックだ」なんて言われてたこともありましたが、そんなことないですよ。彼らは単なる良質なアメリカンロックバンドです。ライヴでカヴァーするのはニール・ヤングやCCRやラモーンズ等々(選曲が良い)。流れに乗ってグランジに括られてた大人気な頃より、今のアメリカンロックなパール・ジャムの方が僕は好きです。そんなわけで先行シングルも、重くなかったらぜひダウンロードしてみようと思うのでした。

 ところで良質なアメリカンロックバンドらしく、ニューアルバム『Pearl Jam』の日本盤の発売日は、本国の約一ヶ月後を予定しているそうです。
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Ben Harper 来日ツアーが決定

 6月にベン・ハーパーの来日公演が決定したそうです。ニュー・アルバム『Both Sides of the Gun』がまだリリースもされてないのに早いですね。

Both Sides of the Gun ベン・ハーパーのライヴは単独、フジロック含めて何度か観てますが、すごいです。一番印象に残ってるのはやっぱり2003年フジロックの金曜日、ホワイトステージでのライヴですね。その日は雨が降っていたと思うんだけど、そんなこと気にならなくなるぐらいグルーヴィング、そして親密さを感じさせる人間の、バンドのライヴなんだけど、何かスピリチュアルなものを感じさせるぐらい、素晴らしかった。
 「音楽は最も純粋な心の声。言葉や年齢や人種を超えて、あらゆる人々のハートに直接届くんだ。」というベン・ハーパーの言葉が、実感を持って頷けるライヴです。

 鍛え抜かれた優れたライヴアクトが持つ凄みと親密さを併せ持つベン・ハーパーとイノセント・クリミナルズのライヴ、とにかくすごいです。ワイゼンボーンをただ座って弾くだけじゃないですよ。それももちろんすごくかっこいいけど、それだけじゃない。

Ben Harper とりいあえず感じるならDVD『Live at the Hollywood Bowl』がおすすめです。このDVDすごくいいですよ。ベン・ハーパーのライヴでの素晴らしさを感じられるのはもちろん、ちょっとだけ挟み込まれるバックステージの様子やインタビューがまたいいんです。ミュージシャン、表現者としてのベン・ハーパーと、単なる音楽ファンとしてのベン・ハーパー、両方楽しめます。ボブ・マーリーとピーター・トッシュのライヴを観た時のことを話すシーンがあるんだけど、そのときの顔が何とも言えないぐらい、いいんです。そして輸入盤でもリージョンフリー、日本語字幕付きと、中身も外も本当に優れた、理想的なDVDです。もちろん実際に行けるならそれが一番いいんですけど、これはこれですごくいいですよ。

 受け継がれてきた音楽への意志、喜びと、創造する意志、喜びを併せ持つベン・ハーパー、僕は大好きです。

【Links】
bounce.com
SMASH-jpn.com - Ben Harper
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PRINCE『The Hits』

 僕を音楽に夢中にさせたのは、ビートルズ、プリンス、U2(出会った順)だと思うけど、そのなかでもプリンスの音楽に出会ったのは本当に重要なことだったと思う。僕がプリンスを聴きはじめたのは『The Hits』(1993)から。買った理由はよくわからない。興味はあったんだと思うけど、けっこう衝動的だった気がする。実は同時にエリック・クラプトンの『unplugged』も購入してて、最初はそっちの方がいいと思ったけど、聴いていくうちに魅かれていったのはプリンスの方で、心底、本当に夢中になった。ビートルズの音楽は好きで、素晴らしいと思ってたけど、それとは違ってた。うまく言えないけど。

Prince The Hits/The B-Sides それまでの僕は小説や映画など物語のあるものの方が好きで、音楽も好きで聴いてたけど、そこまで大事なものじゃなかった。プリンスの音楽に出会うことで、本当に何かが変わってしまったように思う。ルー・リードの「Rock 'n' Roll」じゃないけど、『The Hits』から流れてくるプリンスの音楽で人生が変わっちゃったと言ってもいいかもしれない。とても信じられないような音で、あまりにも素敵な音楽だったから。それから僕の興味はプリンスのルーツになった音楽はもちろん、同時代の音楽(プリンスだって同時代だけど)、90年代に猛威を振るっていた「グランジ」「オルタナティヴ・ロック」にも向かっていくんだけど、これもプリンスの音楽に出会ったからだと思う。その後すぐにU2に出会って、駄目押しのようにさらに音楽に夢中になっていくんだけど、これはまた別の機会に。

Prince 3121 その後ビートルズの素晴らしさを再認識し、ボブ・マーリー、カーティス・メイフィールド、マーヴィン・ゲイ、サム・クック、マイルス・ディヴィス等のレジェンド達の音楽や、R.E.M.、 ニルヴァーナ、パール・ジャム、ルー・リード、ボブ・ディラン、ザ・バンド、アル・グリーン等、自分にとって大事な、特別な音楽に出会っていくわけだけど、それでも、僕が高校生の時に出会って、現在でもなお現役で活躍しているプリンス、U2は今でもさらに特別。それがきっかけで、始まりで、そしてまだ続いているから。

 別に盲信してるわけじゃないので、がっかりすることもあるけど、やっぱりプリンスの新しいアルバムが出るとなると、心が浮き立つのです。
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Intel Mac miniが発表されてますね

 個人的に待ちに待っていた新しいMac mini(Intel Core Duo搭載)が発表されてますね。僕は今3年前のiBook G4を使っているんですけど、デスックトップが欲しくて(デスクトップ好き)、機会を窺ってるわけです。そして僕はMacユーザのくせに一体型よりもセパレートの方が好きなので、iMacではなくMac miniが欲しいわけです(iMacも欲しいけどね)。Power Macにはちょっと憧れるけど、それほどのスペックは必要としてないし、そんな財力も無いし。しかしIntel Macになってからどうすごくなってるのか、ちょっとわかりにくいなあ。4倍高速ってすごいけど。今まではなんだったんだ?って多くの人が思ってそうですね。でもそんなことぐらいで腹を立てていたらMacとは付き合っていけません。

Mac mini ここで一気に飛びつきたいところなんだけど、待ちです。もう一回アップデートされたらたぶん買っちゃいます。とりあえずMac miniシリーズが継続されたことに安心しているわけですね。まあ様々な情報から推測して待っていたわけなんですが、やっぱり実際に出ると安心しますね。そんなわけでまだしばらくはiBookにディスプレイとキーボードを繋いでいきます(疑似ディスクトップにしてるんです、そうするにはちょっと僕のiBookでは貧弱なんですが。なにせ800MHz 256MBです。メモリぐらい増設しろよって話なんですが、ずっと買い替えのタイミングをはかっているものですから)。

 同時に発表されたApple純正iPod専用スピーカー『iPod Hi-Fi』には興味はありません。僕にとってiPodは外出専用です。家では今もCDがメインです。
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スターフィッシュとコーヒー

Name:しん
音楽とコーヒーと暇が好きな
20代後半。Macuser。
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