2007年、ほぼ完全に近い形で放置してしまいましたが、音楽を聴かなかったというわけではもちろんありません。むしろ素晴らしいリリースが相次いで例年になく新譜を買った年でした。
そんなわけで、せっかくだから僕の個人的なアルバム・オブ・ザ・イヤー2007年版をひっそりと発表しておきましょう。
Wilcoの『
Sky Blue Sky』に決定です。

理由、それはやっぱり個人的に選ぶからには、フィーリング、これが最も大事です。アルバム全体のイメージとしては、『
Sky Blue Sky』というのどかなタイトルよりもアルバムジャケットのイメージの方がしっくりくる感じ。真っ白な空をたった一羽で飛ぶ鳥のようなWilcoの新しい世界、惹かれるものがあるのです。
実はこのアルバムの何もかもを完璧に愛しきっているかというと、そうでもないんですよね。演奏面では弾きすぎだなって感じることもあるし、正直もう一歩盛り上がりに欠けるようなところもあります(これはあえてなんだろうけれど)。ただ、全体として捉えてみると、やっぱり特別なアルバムなのです。この先どうかはまだわからないけれど、少なくとも2007年という一年の中で最も僕に対して影響力があり、印象に残ったアルバムだということは間違いがないでしょう。
お久しぶりです。
僕はフォーエバーよりも、ライクアローリングストーンでアチェンジイズゴナカムな方を好む人なはずなんですが、やはり人というものはけっこう変わらないような気もするこのごろです。
というわけで、例によって
Amazonの輸入盤バーゲンで衝動的にCDを買い込んでしまいました。以下はその記録です。
Long Road Home: In Concert / John Fogerty ジョン・フォガティの2005年のライヴです。彼のキャリアを統括するようなベストアルバム『
The Long Road Home』後ということで、誰もが聴きたいCCRの名曲が満載です。タイトルもいっしょだし同じコンセプトなんでしょう。『
Premonition』もそうだった気もするけれど、気にしてはいけません。
ジョン・フォガティはブライアン・ウィルソンとかといっしょでポップミュージック史上最も重要な人物の一人で、レベルミュージックの分野でも革新的な、いわゆるレジェンドと称される偉大な人なわけですが、特にそんな感じもしないというか、普通に音楽好きのおっさんみたいなところが素敵です。
The Best of... Live! / Marvin Gaye こんなタイトルですが、マーヴィン・ゲイの有名な1980年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァルのライヴ盤です。いわゆる『
Live in Montreux 1980』ですね。なんでこんなタイトルなのかわけがわからない。
というか、映像があるようなあるようなあるんだけどね。まあいいや、安かったから(480円)。
Live from the Union Chapel / Damien Rice デビューアルバムがなかなか素敵だった気がするアイルランドのシンガー・ソングライター、ダミアン・ライスのライヴミニアルバム。
それほど欲しい気もしなかったんだけれど、ちょっと聴いてみたいような気もしたのです。典型的なバーゲン買いですね。でも、こういうケースが後々大化けして愛聴盤になったりすることだってあるんだ。好奇心って大事です。
Here, My Dear / Marvin Gaye 「離婚伝説」というとんでもない邦題で有名な『Here, My Dear』のリマスター&エクスパンデッドエディションです。マーヴィンのリイシューに熱心なHio-Oレーベルですが、エクスパンデッドの仕方間違っているだろう? とマーヴィンのファンならクレジットを見ただけで思うんじゃないでしょうか。
でも、まあ、この値段ならリマスターのおまけとして楽しむのもいいかな。オリジナルを持ってない人には間違いなくおすすめでしょう。僕? もちろん持ってますよ。
THEMASTER1961-1984 / Marvin Gaye これ、最初にリリースされた当時、すごく欲しかったんだ。でも、今となってはそうでもない。
ボックスセットっていうものは価値がどんどん下がっていくのが理想だと思うのです。それだけリイシューが進んだっていうことですから。僕はコレクター的なメンタリティは持ってない(はず)なんだけれど、それでも買っちゃったのは、あの時買えなかったものを今、という大人的な理由ではなく、いくつかの未発表曲がちょっと魅力的だったからです。結局のところ、僕はマーヴィンが好きなんだ。
Complete On the Corner Sessions / Miles Davis もう、こういうのは知らなかったら知らなかったで幸せなような気もするけど、知ったら知ったで、きっと幸せなんだ。
突然ですが、僕個人の2006年ベストアルバム、Album of the year を発表しときましょう。ちなみに2005年はライアン・アダムズの『
Cold Roses』でした。
2006年にリリースされたアルバムを僕は多分だいたい10数枚買ってます(リイシューやコンピレーションを除いて)。その10数枚を全てリストアップするべきでしょうが、面倒なのですっとばして結論。

アーニー・ディフランコの『
Reprieve』に決定。
理由は、これが最も僕の心を揺り動かしたアルバムだから。
reprieve という言葉には「猶予期間」とか「一時的な救済」といった意味があるんだけど、そんなタイトルがしっくりと来るようなアルバムです。
このアルバムから感じる、ぎりぎりに研ぎ澄まされた穏やかさ、みたいなものかな、そういうのが僕をどうしようもなく惹きつけます。素晴らしいアルバムです。